2016年09月14日
食べるための第一歩〜嗅覚編〜

みなさん、こんにちは。

夏休みも終わり、保護者の方もようやく落ち着いた生活に戻っているのではないでしょうか。

前回は食と視覚の関わりついてまとめてみました。今回は食と嗅覚の関わりについてまとめてみようと思います。嗅覚とはみなさんご存知の通り、においのを感じ取る機能で、鼻がその役割を果たしています。もう少し掘り下げてみると、鼻腔(鼻の中)の粘膜には嗅細胞という細胞がにおい物質に触れることでにおいの感覚を生じています。では、

人はいつにおいを感じるのでしょうか?

イメージしやすいのは鼻から息を吸った時に感じるものではないでしょうか?日常生活で感じられ香りはほとんどが吸気として取り込まれたにおい物質によりものですね。食事の時にはもう一つ、大切な香りが関係しています。それが”戻り香”と呼ばれる香りの存在です。戻り香とは喉に流し込んだ食べ物の香りが呼気に乗って鼻腔に流れて感じる香りのことです。よく噛んでゆっくり食べると風味が増すのは、戻り香によるものです。味覚とあいまって戻り香は風味の要素になっています。人は呼気と吸気のどちらからもにおいを感じとることができるのです。

食事において呼吸に伴う香りを堪能するためには、食卓に提供された料理から調理法や食材などに特有な香りを感じることが大切です。そして「戻り香を意識すること」も大切です。昔から、日本食にはこの戻り香を楽しむ調理法や食事が非常に豊富です。しかし、現代では生活スピードが速くなってしまったため、どうしても戻り香を意識せずに食事をしてしまっていることも多いようです。ではどうしたら戻り香を意識した食事ができるのでしょうか?それは

“時間と心にゆとりのある食事をすることです”

たまにはたっぷり時間をとって、親子一緒に香りを意識した食事をすることで子ども達は香りを通した食事の楽しみを学んでいきます。唇をしっかり閉じたまま噛むことで、戻り香を感じることができます。一口ずつ飲み込んでから、次の一口を取り込むようにすることで香りが混ざらず、ゆっくりと香りを楽しむことができます。このように時には時間にゆとりをもって、食事をすることは大変大きな気付きを子ども達に作ってあげることができるのです。

ぜひ、時にはゆっくりとした食事を意識してくださいね!

次回は食と触覚のお話をしてみたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました!

子育て日記